最近では、パソコンのストレージに結構SSDが普及してきており、自作PCを作る場合も当たり前のようにSSDを利用して組み上げると思います。HDD(ハードディスク)の時に比べて、とても快適なパソコンになっていると感じますが、SSDには現在SATA接続とM.2のNVMe1.2接続の2種類の接続方法があり接続方法によりデータの転送速度の最大値が変わってきています。
データの転送速度が変わってくると、OSやアプリの起動がとても速くなりストレスフリーのパソコンが出来上がります。
SATA接続のSSDとは、
SATA接続とは、SATA(シリアルエーティーエー)のことになり、このSATAケーブルを利用してマザーボードとSSDを接続してデータの転送をします。SATA接続には、SATA、SATAⅡ、SATAⅢの3種類があり、主に使用されているのはSATAⅡ、SATAⅢとなり、SATAⅢが最も新しく転送速度が早くなります。
- SATA・・・・150Mbyte/s
- SATAⅡ・・300Mbyte/s
- SATAⅢ・・600Mbyte/s
以前自分が作った自作PCで利用したSSDになります。2.5インチのSATA接続のSSDになります。
-
自作PC23歩目 SSD 250GB 850 EVOの開封と取り付け
先日楽天のスーパーセールで購入したSSD(Samsung SSD 250GB 850 EVO ベーシックキット V-NAND搭載 2.5インチ 内蔵型 MZ-75E250B/IT)が本日届いたので、開 ...
このSamsung SSD 250GB 850 EVOは、SATAⅢとなりますので転送速度の最高が600Mbyte/sになります。CrystalDiskInfoで、データの転送速度を計測するとこんな感じになります。
ほぼSATAⅢの最高速度に近い数値が出ています。
PCIe3.0×4 NVMe1.2のSSDとは、
マザーボードに直接差し込むタイプのM.2のSSDとなり、PCIe(PCI Express) 3.0 x4/NVMe(Non-Volatile Memory Express)接続になります。PCIe3.0×4 NVMe1.2接続では、最大32Gb/s(3,200Mbyte/s)の転送速度が可能となりSATA接続の6倍以上の速さが出ます。
現在 自作PCで利用しているPCIe3.0×4 NVMe1.2のSSDは、こちらになります。
-
Samsung SSD 512GB 960 PRO M.2が本日届きました。
Samsung SSD 512GB 960 PRO M.2が届きました。 本日、朝仕事に出る前にヤマト運輸さんが届けてくれました。2月5日に注文して49日後にやっと一番期待していたM.2のストレージ( ...
届いて開封をすると、とても小さく500円玉4個分ぐらいの大きさのSSDになります。CrystalDiskInfoで、データの転送速度を計測するとこんな感じになります。
PCIe3.0×4 NVMe1.2接続の最高速度に近い数値が出ています。
で、SATA接続とM.2のNVMe1.2はどっちがいいの?
両方のSSDを利用してみての個人的な感想になりますが、自分がそんなに負荷をかけるようなことをあまりしていないので体感的な違いは全くありません。どちらのSSDの場合でもパソコンの起動は一瞬です。現在ではCrystalDiskInfoを走らせて、ニタニタするぐらいしか利用の目的は無いかもしれませんが、
スマートな自作PCを作るには、M.2のSSDを利用することお勧めします。SATA接続を利用する場合は、SATA用の電源コードとマザーボードと接続するSATAケーブルが必要になり、自作PCの中にケーブルがいっぱいになりますが、M.2はマザーボードに差し込むだけですのでPCケースの中にケーブルが必要ありませんのですっきりしたスマートな自作PCを作りたい場合は、少しお値段が高くなりますがM.2のSSDを利用するといいかと思います。
どっちにしろ、自作PCは自己満足の世界になりますので、予算に合わせて世界に一つしかないパソコンを作ってみてください。