Samsung M.2のSSD PCIe3.0×4 NVMe1.2 V-NAND搭載
今年の初旬には、NANDの不足により品薄になっていたSamsung M.2のSSDも最近では在庫も豊富になってきて、Amazonなどではすぐに手元に届くような状況になっています。
自分が購入したときは、注文から1か月後ぐらいで手元に届きました。
このSamsung M.2のSSDには、960 PROと960 EVOの2種類のモデルがあり、この2つでは同じ容量の場合に10,000円近くの値段の違いがあります。
960 PROと960 EVOの違い
この2つのモデルで、10,000円の値段の差は記録方式になります。
- 960 PROは、MLC
- 960 EVOは、TLC
MLCやTLCはSSDの記録方式となり、一つのセルにどれだけのデータを記録するかの違いです。
パソコンなどは、デジタルですので0か1のデータで動いているのですが、その0と1の記録方式が上記の様に変わってきます。セルの中に電気の貯まった量によって、一つのセルに一つのデータを記録するSLCと一つのセルに2つデータを記録するMLCと一つのセルに3つデータを記録するTLCの3種類が存在します。
960 PROは、MLCを利用していますので同じ容量のデータを記録する場合には記録するセルの数が多くなるので、コストがかかっていて金額が高くなっています。TLCの場合には、同じ容量のストレージではセルの数がMLCと比べて少なくて済むのでコストも安くなっています。
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MLCとTLCのメリット・デメリット
SSDは、セルに電気を貯めて0と1のデータを記録します。このデータを貯めるセルに寿命があります。何度もデータ(電気)の出し入れをしていると電気を貯める為の壁のようなものが弱ってくるそうです。TLC(960 EVO)の方が、一つのセルに多くのデータを記録する為電気の出し入れをする頻度が多くなりますので、MLC(960 PRO)に比べて耐久性が落ちます。
- MLC(960 PRO)は、耐久性がTLCに比べて高く・値段も高くなっています。
- TLC(960 EVO)は、耐久性がMLCに比べて低く・値段も安くなっています。
TLCの耐久性が低いと言われていますが、そんなに気にすることではないと思います。このTLC(960 EVO)でも3年の保証が付帯されています。自作パソコンを3年も使ったらまた新しくて性能のいい商品が出てきますので、乗り換えたくなると思いますので、TLC(960 EVO)でもいいのではないでしょうか。