自作PCに利用するCPUは、どれがいいの?
CPUとは、Central Processing Unitの略となり人間で例えると脳になります。当然ですが、処理能力の大きいCPUの方がお値段が高くなっています。長く利用をしたいと考えると性能のいいものを買った方がいいかもしれませんね。
IntelとAMD
現在CPUを製造している大手メーカーは、IntelとAMDになります。IntelはCore i7やi5,i3といった名前のCPUを販売しており、AMDはRYZENという名前のCPUを製造しています。今までは、Intelの1強でしたが最近では、AMDがRYZENを発売して結構盛り返してきているようです。
AMDのRYZENは、IntelのCPUに比べてコア数が多いことが特徴です。
CPUの性能の読み方
今利用してるIntel CPU Core i7-7700Kは、WIndowsではこのように認識されており、Amazonでは「Intel CPU Core i7-7700K 4.2GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151 BX80677I77700K」と表示され販売されています。
①クロック数
上記の画像の一番後ろに書かれている4.20Ghzがクロック数になります。クロック数は、秒単位でどの位の量の計算が出来るか?ということで数値が大きいほど性能が良くなっています。1GHz(ギガヘルツ)は1,000,000,000(10億回)となり、4.20Ghzは4,200,000,000(42億回)という途轍もない数値になります。
②コア数とスレッド数
コア数とは、CPUの中のCPUの数です。Intel CPU Core i7-7700Kは、4コアになりますので1つのCPUですが中に4つのCPUが入っています。コア数が2つのCPUは「デュアルコア」、4つのCPUは「クアッドコア」と呼ばれています。
スレッド数とは、同時にこなせる処理の数になります。Intel CPU Core i7-7700Kは、コア数が4つになりますが一つのCPUが2人分頑張っている様に見せかけていますのでWindowsには8コアあるように表示されています。
CPUの型番の読み方
今までIntelのCPUしか利用したことがないのでAMDのCPUの型番はよくわかりませんので、IntelのCPUの型番の読み方を説明します。
Intel CPU Core i7-7700K
Core i7>Core i5>Core i3>Pentium>Celeronの順番に性能が並んでいます。次に7700は、最初の一文字がCPUの世代を表しており、Intel CPU Core i7-7700Kは第7世代のCPUになります。今日(5月6日現在)の時点では7世代が最新のCPUとなっています。末にある記号Kは、オーバークロック対応の印になります。他のよく出てくるCPUの記号は、Tが超省電力版CPU・Mがモバイル版CPU・Uが超低消費電力CPUになります。自作PCにはあまり関係のないノートパソコン用のCPUになります。
CPUのソケット
ソケットとは、「Intel CPU Core i7-7700K 4.2GHz 8Mキャッシュ 4コア/8スレッド LGA1151 BX80677I77700K 【BOX】」のLGA1151になります。
LGAはLand Grid Arrayの略で、ランドが陸や平たい接点のことになり、この画像の金属のピンになります。LGA1151のソケットになりますので、この金属の接点が1151個あります。他にLGA1150やLGA1366のソケットもありますが、接点の数が違いますので物理的に利用することが不可能となっており互換性はありませんので注意してください。
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