AMDのRyzenの発売により、intelでも6コア12スレッドのCPU(Core i7 8700K)が2017年末から2018年ぐらいかけてに発売がされるようです。
Core i7 7700KとRyzen7 1700X
現在IntelとAMDで発売されている、ハイエンドモデルのCPUはこちらの2モデルになります。Core i9とかXeonとかもっと高性能なCPUはありますが、サーバー用などなり自作PCに向いているCPUではありませんのでこの2つと比べます。
Core i7 7700K
今年の初旬に自作PCを作ったときには、最新のCPUであったCore i7 7700Kも1年が経過することにより過去のCPUに変わってしまいます。
私が購入した時は、発売されたばかりで45,000円前後していたCPUが今では40,000円を切って購入する事が可能となっています。
- ベースクロック:4.2GHz
- ターボ・コア速度 :4.5GHz
- キャッシュ:8M
- コア/スレッド:4コア/8スレッド
- メモリタイプ:DDR4/ DDR3L
- グラフィック:Intel® HD Graphics 630
- TDP:91W
- ソケット:1151
これでも十分な性能です。自分の利用している環境では何一つ不自由に感じることがありませんので、そんなに最新のものを求めないのならばこのCore i7 7700Kで当分の間困ることはありません。HD Graphics 630のGPUだけでも、GTA5はサクサク動きましたのでグラフィックボードなしでパソコンゲームをする方にもおすすめです。
Ryzen7 1700X
今年の自作PCが完成した直後に発売されたCPUです。完成した後に発売されたCPUですので購入することはなかったのですが、4コア8スレッドのCore i7 7700Kと比べて倍の8コア16スレッドになりますのでとても魅力的に感じていました。
現在、Core i7 7700Kの初期の頃と同じぐらいの金額42,000円前後で販売をしています。
- ベースクロック:3.4GHz
- ターボ・コア速度 :3.8GHz
- キャッシュ:16M
- コア/スレッド:8コア/16スレッド
- メモリタイプ:DDR4
- グラフィック:なし
- TDP:95W
- ソケット:AM4
RyzenのCPUはグラフィックを搭載していない為、ベットグラフィックを購入しないと自作PCとして利用する事が出来ません。多分自作PCを作るような人は、グラフィックボードを組み込む為あまり関係がないかもしれませんね。
Core i7 8700KとRyzen7 1700XとCore i7 7700Kの比較
Core i7 8700K | Ryzen7 1700X | Core i7 7700K | |
コア数 | 6 | 8 | 4 |
スレッド数 | 12 | 16 | 8 |
ベースクロック | 3.7 Ghz | 3.4GHz | 4.2 Ghz |
ブーストクロック | 4.7 Ghz | 3.8GHz | 4.5 Ghz |
キャッシュ | 12 MB | 16MB | 8M |
オーバークロック | ○ | ||
CPUソケット | LGA 1151 | AM4 | LGA 1151 |
TDP | 95W |
第8世代のCPU(Core i7 8700K)は、今まで続いた4コア8スレッドの壁を打ち破り6コア12スレッドになりますが、Ryzen7 1700Xと比べるとまだ出し惜しみをしている様な感じですね。
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モバイル用のノートパソコンのCPUもハイエンドCPUで2コア4スレッドだったものが、第8世代より4コア8スレッドのものも発売されるようです。
Core i7 8700Kのチップセット
第8世代(Coffee Lake-S)のCPUのソケットは、今までの第7世代のCPU等と同じLGA 1151となっています。
ソケットは同じため、今までのZ270などLGA 1151のソケットを持ったマザーボードには物理的には装着することが可能となっていますが、BIOSなどが対応していない為動作はしないそうですので新しい「Intel Z370」などチップセットを搭載したマザーボードを利用しないといけません。後日Intel 300シリーズとしてほかのチップセットも登場する様です。