オール電化の物件での電力会社の変更
賃貸物件を管理している不動産屋さんで働いています。
最近では、入居者の方から「電力会社の変更をしてもいいですか?」など、よく聞かれます。
私は、電力会社の変更の仕組みなどよく知りませんので、「退去するときに元の通りに戻していただければいいですよ。」などいつも適当に答えています。
電気のメーターを交換することにより、ガス料金と一緒に電気代の支払ったり携帯電話の料金と一緒に電気代の支払いをすることでお安くなるようです。興味がある人は、いろいろ調べて自分の納得するプランを選んでみてください。
電力会社の変更の注意点
ガス会社や携帯電話の会社で、電力会社の変更を受け付けるのですが受け付ける人は違う畑の人ですから電気については多分ですが、そんなに詳しくありません。
特に、携帯電話の会社なんかは昔私も働いていましたのでわかりますが、次から次に新しいサービスが出てきますのでそんなに電気の販売のことなど勉強する時間がないのでしょう。
その為、最近起きた事件を紹介させていただきます。
電力会社の変更での事件
問題が発生したのは、オール電化の賃貸物件です。
入居者の方から、お湯が出ないと連絡をいただきましたので、給湯器を見に伺いました。
2001年製の電気温水器だった為、18年以上利用されていますので電気温水器の故障と判断し、オーナー様に交換を提案いたします。
オーナー様も理解のある方ですので、寿命と判断して交換を受け入れて頂けました。
早急に業者を手配して、電気温水器の交換を実施いたしましたが新しい電気温水器も動きません。
その為、ブレーカーや電気の配線などいろいろ故障部分の切り分けをしていきましたら、電気温水器の動かない理由が判明しました。
給湯器の動かない理由
給湯器の動かなかった理由は、入居者の方が電力会社の変更をしたことによるものです。電力会社の変更をすることにより、200Vの契約がなくなってしまい200Vで動いている電気温水器は動かなくなってしまったようです。新しく200Vの契約をしていただく事で、電気温水器は動き出しました。
ノルマなどで大変かもしれませんが、電気を販売したことのないガス会社や携帯電話の会社などの方が販売をするのでこのような事が起こるのでしょうね。
私も詳しくは分かりませんが、電力会社の変更で100Vの契約はしたが200Vの契約までは気付かなかった為このような事が起きたのでしょう。電力会社の契約の手続きをした方がわるいのでしょうが、電力に関する仕組みも悪いのでしょうね。一気にいろいろなところが、電気を販売し始めましたけどまだ中で働いている人が付いていけていないのでしょう。