「賃貸不動産経営管理士」の試験まで220日
「賃貸不動産経営管理士」の試験まで220日。
今回は、賃貸不動産経営管理士が行う業務に関する問題です。
賃貸不動産経営管理士というか、宅地建物取引業の内容になります。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 令和2年の過去問 問4
【問 4】 賃貸不動産経営管理士が行う業務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 賃貸物件の入居希望者が若い夫婦であったので、入居審査のため、子供をつくる予定がないことを確認した。
- 賃貸物件の入居希望者から、入居を希望する居室内で死亡した人がいるかと質問されたところ、3年前に死亡した人がいたので、いると答えた。
- 賃貸物件の入居希望者から、騒音や振動に関して紛争を起こしたことのある入居者がいるかと質問されたところ、該当する入居者がいるので、いると答えた。
- 賃貸物件の前面道路で発生した交通事故の捜査に関し、警察から照会を受けたので、賃貸物件に設置している監視カメラのデータを提供した。
1.賃貸物件の入居希望者が若い夫婦であったので、入居審査のため、子供をつくる予定がないことを確認した。
賃貸物件の入居希望者に、入居審査のため、子供をつくる予定がないことを確認することは不適切です。
その為、選択肢①は誤っています。
2.賃貸物件の入居希望者から、入居を希望する居室内で死亡した人がいるかと質問されたところ、3年前に死亡した人がいたので、いると答えた。
そのままです。
殺人事件や自殺などは、重要事項説明書に記載する必要があり、孤独死は記載して説明をする必要はありませんが、入居を希望する居室内で死亡した人がいるかの確認は、契約を締結するかしないかの判断に影響しますので、伝える必要があります。
その為、選択肢②は正しいです。
3.賃貸物件の入居希望者から、騒音や振動に関して紛争を起こしたことのある入居者がいるかと質問されたところ、該当する入居者がいるので、いると答えた。
そのままです。
騒音や振動に関して紛争を起こしたことのある入居者がいるかというのは、契約を締結するかしないかの判断に影響しますので、伝える必要があります。
どこの部屋の人かまで伝えると個人情報に該当する可能性があるかもしれませんので、この建物のどこかの部屋にいますぐらいで伝えるのがベターかもしれません。
その為、選択肢③は正しいです。
4.賃貸物件の前面道路で発生した交通事故の捜査に関し、警察から照会を受けたので、賃貸物件に設置している監視カメラのデータを提供した。
そのままです。
賃貸物件の前面道路で発生した交通事故の捜査に関し、警察から照会を受け、賃貸物件に設置している監視カメラのデータを提供することは、問題ありません。
その為、選択肢④は正しいです。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 令和2年の過去問 問4の解答とまとめ
最も不適切なものの選択肢は、①です。
今日の問題の内容は下記の様になります。
- 賃貸物件の入居希望者に、入居審査のため、子供をつくる予定がないことを確認することは不適切です。
- 殺人事件や自殺などは、重要事項説明書に記載する必要があり、孤独死は記載して説明をする必要はありませんが、入居を希望する居室内で死亡した人がいるかの確認は、契約を締結するかしないかの判断に影響しますので、伝える必要があります。
- 騒音や振動に関して紛争を起こしたことのある入居者がいるかというのは、契約を締結するかしないかの判断に影響しますので、伝える必要があります。
- 賃貸物件の前面道路で発生した交通事故の捜査に関し、警察から照会を受け、賃貸物件に設置している監視カメラのデータを提供することは、問題ありません。
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