「賃貸不動産経営管理士」の試験まで97日
「賃貸不動産経営管理士」の試験まで97日。
令和元年の問題もあと4問です。
今日は、 管理業者の役割に関する問題です。
宅地建物取引士の試験では、出題されないジャンルの問題となっています。
令和元年の試験では、賃貸不動産経営管理士講習を受講して試験に合格すると37問から40問までの4問が免除となっていました。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 令和元年37の過去問
【問 37】 管理業者の役割に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 借主保持と快適な環境整備に関しては、昨今の借り手市場のもとでは、できるだけ優良な借主に長く借りてもらうことが大切である。
- 新たな経営管理手法の研究と提案は、管理業者の役割というよりも、アセットマネージャーの役割である。
- 透明性の高い説明と報告に関しては、貸主だけでなく投資家に対しても行わなければならない場合がある。
- 一定の業務のみ行ったり、一時的な対応にとどまるのではなく、能動的、体系的管理の継続が求められる。
借主保持と快適な環境整備に関しては、昨今の借り手市場のもとでは、できるだけ優良な借主に長く借りてもらうことが大切である。
そのままです。
管理業者は、できるだけ長く優良な借主に長く借りてもらうように、快適な環境設備をすることが大切です。
その為、選択肢①は正しいです。
新たな経営管理手法の研究と提案は、管理業者の役割というよりも、アセットマネージャーの役割である。
新たな経営管理手法の研究と提案とは、入居者の募集方法や借主に長く住んでいただけるような環境の設備になりますので、プロパティマネジメント業務となります。アセットマネジメント業務ではありませんので、アセットマネージャーの役割でありません。
新たな経営管理手法の研究と提案は、管理業者(プロパティマネジメント業務)の役割です。
その為、選択肢②は誤っています。
透明性の高い説明と報告に関しては、貸主だけでなく投資家に対しても行わなければならない場合がある。
そのままです。
透明性の高い説明と報告に関しては、貸主だけでなく投資家に対しても行わなければなりません。
その為、選択肢③は正しいです。
一定の業務のみ行ったり、一時的な対応にとどまるのではなく、能動的、体系的管理の継続が求められる。
そのままです。
クレームがあった場合等に対応をするだけでなく、クレームが出ない様に能動的(自発的)に不動産の管理を行う必要があります。
その為、選択肢④は正しいです。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 令和元年問37の解答とまとめ
不適切なもの(誤っているもの)は、選択肢②です。
今日の問題の内容は下記の様になります。
- 管理業者は、できるだけ長く優良な借主に長く借りてもらうように、快適な環境設備をすることが大切です。
- 新たな経営管理手法の研究と提案は、管理業者(プロパティマネジメント業務)の役割です。
- プロパティマネジメント業務は、建物の管理に関する業務。
- アセットマネジメント業務は、投資家に代行して管理・運用する業務。
- 透明性の高い説明と報告に関しては、貸主だけでなく投資家に対しても行わなければなりません。
- 管理業には、一定の業務のみ行ったり、一時的な対応にとどまるのではなく、能動的、体系的管理の継続が求められる。
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