昇降機設備・機械式駐車場設備に関する問題 「賃貸不動産経営管理士」の試験まで44日② 平成28年の過去問 問32

「賃貸不動産経営管理士」の試験まで44日②

「賃貸不動産経営管理士」の試験まで44日②。

今日の２問目は、昇降機設備・機械式駐車場設備に関する問題です。

「賃貸不動産経営管理士」の試験　平成28年の過去問 問32

【問 32】昇降機設備・機械式駐車場設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1. エレベーターの保守契約におけるＰＯＧ契約（パーツ・オイル＆グリース契約）は、契約範囲外の部品の取替えや機器の修理は別料金となるので、経年劣化により費用が増加することはない。
2. エレベーターの保守契約におけるフルメンテナンス契約は、部品の取替えや機器の修理を状況に合わせて行う内容で、月々の契約は割高となる。
3. 建物の所有者又は管理者は、特定行政庁が定める時期に、昇降機定期点検報告書を提出しなければならない。
4. 機械式駐車場設備は、その構造や規模により、不活性ガス消火設備、泡消火設備、ハロゲン化物消火設備等の設置が義務付けられている。

ぶた

昇降機設備・機械式駐車場設備に関して、最も不適切なもの（誤っているもの）の選択肢を選ぶ問題です。

1.エレベーターの保守契約におけるＰＯＧ契約（パーツ・オイル＆グリース契約）は、契約範囲外の部品の取替えや機器の修理は別料金となるので、経年劣化により費用が増加することはない。

エレベーターの保守契約におけるＰＯＧ契約（パーツ・オイル＆グリース契約）は、昇降機(エレベーター)各部の点検、注油、調整及び消耗部品の取替え費用は含まれますが、契約範囲外の部品の取替えや機器の修理は別料金となります。

経年劣化により契約範囲外の部品の取替えが発生すると費用が増加します。

その為、選択肢①は誤っています。

2.エレベーターの保守契約におけるフルメンテナンス契約は、部品の取替えや機器の修理を状況に合わせて行う内容で、月々の契約は割高となる。

エレベーターの保守契約におけるフルメンテナンス契約は、エレベーターの各装置・部品の点検・調整をし、故障（人為的でないもの）、劣化した部品の交換、修理を行います。

修理費は月々の保守料に含まれており、突発的な修理、部品交換やワイヤー取替え工事代金などの心配がありませんので、月々の契約は割高となります。

その為、選択肢②は正しいです。

3.建物の所有者又は管理者は、特定行政庁が定める時期に、昇降機定期点検報告書を提出しなければならない。

そのままです。

建物の所有者又は管理者は、特定行政庁が定める時期に、昇降機定期点検報告書を提出しなければなりません。

その為、選択肢③は正しいです。

4.機械式駐車場設備は、その構造や規模により、不活性ガス消火設備、泡消火設備、ハロゲン化物消火設備等の設置が義務付けられている。

そのままです。

機械式駐車場設備は、その構造や規模により、不活性ガス消火設備、泡消火設備、ハロゲン化物消火設備等の設置が義務付けられています。

その為、選択肢④は正しいです。

「賃貸不動産経営管理士」の試験　平成28年の過去問32の解答とまとめ

最も不適切なもの（誤っているもの）の選択肢は、①です。

今日の問題の内容は下記の様になります。

• エレベーターの保守契約におけるＰＯＧ契約（パーツ・オイル＆グリース契約）は、昇降機(エレベーター)各部の点検、注油、調整及び消耗部品の取替え費用は含まれますが、契約範囲外の部品の取替えや機器の修理は別料金となります。
• エレベーターの保守契約におけるフルメンテナンス契約は、エレベーターの各装置・部品の点検・調整をし、故障（人為的でないもの）、劣化した部品の交換、修理を行います。
• 建物の所有者又は管理者は、特定行政庁が定める時期に、昇降機定期点検報告書を提出しなければなりません。
• 機械式駐車場設備は、その構造や規模により、不活性ガス消火設備、泡消火設備、ハロゲン化物消火設備等の設置が義務付けられています。