「賃貸不動産経営管理士」の試験まで44日
「賃貸不動産経営管理士」の試験まで44日。
今日は、消防用設備等に関する問題です。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 平成28年の過去問 問31
【問 31】消防用設備等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 複合用途建物では、住宅用火災警報器を住宅部分又はその他の部分のいずれかに設置しなければならない。
- 共同住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難及び誘導が安全かつ迅速にできること、並びに消防隊の活動を支援することを目的として設置される。
- 自動火災報知設備における煙感知器のうち、イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動する。
- 避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識がある。
1.複合用途建物では、住宅用火災警報器を住宅部分又はその他の部分のいずれかに設置しなければならない。
複合用途建物では、住宅用火災警報器を住宅部分に設置しなければなりませんが、住宅部分以外への設置義務はありません。
住宅部分又はその他の部分のいずれかに設置しなければならないという訳ではありません。
その為、選択肢①は誤っています。
2.共同住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難及び誘導が安全かつ迅速にできること、並びに消防隊の活動を支援することを目的として設置される。
そのままです。
共同住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難及び誘導が安全かつ迅速にできること、並びに消防隊の活動を支援することを目的として設置されています。
その為、選択肢②は正しいです。
3.自動火災報知設備における煙感知器のうち、イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動する。
そのままです。
自動火災報知設備における煙感知器のうち、イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動します。
その為、選択肢③は正しいです。
因みに光電式スポット型感知器は、感知器の内部に煙が入ると、発光部から出る光が煙の粒子にあたって乱反射するので、それを受光部で感知するものです。
4.避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識がある。
そのままです。
避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識があります。
その為、選択肢④は正しいです。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 平成28年の過去問31の解答とまとめ
最も不適切なもの(誤っているもの)の選択肢は、①です。
今日の問題の内容は下記の様になります。
- 複合用途建物では、住宅用火災警報器を住宅部分に設置しなければなりませんが、住宅部分以外への設置義務はありません。
- 共同住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難及び誘導が安全かつ迅速にできること、並びに消防隊の活動を支援することを目的として設置されています。
- 自動火災報知設備における煙感知器のうち、イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動します。
- 避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識があります。
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