「賃貸不動産経営管理士」の試験まで103日
「賃貸不動産経営管理士」の試験まで103日。
今日は、排水・通気設備及び浄化槽に関する問題です。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 令和元年31の過去問
【問 31】 排水・通気設備及び浄化槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 排水トラップの封水深は、深いと破封しやすく、浅いと自浄作用がなくなる。
- ドラムトラップは、封水の安定度が高く、台所の流し等に使用される。
- 伸頂通気方式は、排水立て管の先端を延長した通気管を、屋上等で大気に向けて開口する方式である。
- 浄化槽では、微生物によって分解された汚物等が汚泥となり、槽の底部に堆積する。
排水トラップの封水深は、深いと破封しやすく、浅いと自浄作用がなくなる。
排水トラップの封水深とは、
トラップに溜められる封水は、浅いと破封しやすく、深いと自浄作用がなくなるため、封水の深さは50~100mmが必要と規定されています。また、一つの排水系統にトラップを直列に2個以上設けると排水の流れを悪くする原因となるため禁止されています。
その為、選択肢①は誤っています。
排水管の中で曲がっていて水が溜まっている場所の話になります。曲がっている部分い水が溜まって、下水や浄化槽からの臭気をせき止めています。封水深(水が貯まっている深さ)が、浅いと勢いで水がなくなってしまい破封(封鎖できなくなること)してます。逆に深いと、水が入れ替わらない部分がありますのでごみなどが貯まりやすくなります。(自浄作用がなくなります)
ドラムトラップは、封水の安定度が高く、台所の流し等に使用される。
ドラムトラップとは、
所やお風呂など家庭の中で排水がおこなわれる場所についている「排水トラップ」の1つです。ドラムトラップは、排水管の臭いを逆流させないためにある「封水」を貯めるスペースが大きいことが特徴です。この封水が減ってしまう「破封」が起きると、排水管からの悪臭の原因にもなります。
その為、選択肢②は正しいです。
伸頂通気方式は、排水立て管の先端を延長した通気管を、屋上等で大気に向けて開口する方式である。
伸頂通気管方式とは、
最上部の排水横管が排水立管に接続した点よりもさらに上方へ、その排水立管を、管径を縮小せずに立ち上げ、これを通気管に使用する部分をいう。
その為、選択肢③は正しいです。
浄化槽では、微生物によって分解された汚物等が汚泥となり、槽の底部に堆積する。
そのままです。
浄化槽は、微生物の働きなどを利用して汚水を浄化しきれいな水にして放流するための設備です。微生物によって分解された汚物が汚泥となり槽の底部に堆積します。1年に1回以上、浄化槽内で分解され蓄積された汚泥等の引き抜きや洗浄が必要となります。
その為、選択肢④は正しいです。
「賃貸不動産経営管理士」の試験 令和元年問31の解答とまとめ
誤っているものは、選択肢①です。
今日の問題の内容は下記の様になります。
- 排水トラップの封水深は、浅いと破封しやすく、深いと自浄作用がなくなります。
- 封水の深さは50~100mmが必要と規定されています。
- ドラムトラップは、「封水」を貯めるスペースが大きいのでキッチンやお風呂に使われます。
- 伸頂通気方式は、排水立て管の先端を延長した通気管を、屋上等で大気に向けて開口する方式である。
- 浄化槽では、微生物によって分解された汚物等が汚泥となり、槽の底部に堆積する。
- 1年に1回以上、浄化槽内で分解され蓄積された汚泥等の引き抜きや洗浄が必要です。
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