アセットマネジメントとプロパティマネジメントに関する問題 「賃貸不動産経営管理士」の試験まで80日 平成30年の過去問 問33

「賃貸不動産経営管理士」の試験まで80日

「賃貸不動産経営管理士」の試験まで80日。

今日は、アセットマネジメントとプロパティマネジメントに関する問題です。

アセットマネジメントとは、投資用不動産を投資家に代行して管理・運用する業務。投資家・所有者の代理人としてPM（プロパティマネジメント業務）の選択・PM（プロパティマネジメント業務）に対する指示などを行い、投資家に対しては投資利回りを最大化する責務を負うことである。

プロパティマネジメントとは、投資用不動産の所有者あるいは所有者の資産管理代行業者であるアセットマネジメント会社から受託して行う管理業務のことである。

ぶた

簡単に書くとこんな感じです。個人的に苦手な横文字になります。業務上、どのように使うかわかりませんが、とりあえず内容だけ覚えておけばOKです。

「賃貸不動産経営管理士」の試験　平成30年の過去問 問33

【問 33】 アセットマネジメントとプロパティマネジメントに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1. アセットマネージャーには、収益拡大とコスト削減の両面から、具体的に、計画の基礎資料の収集、計画策定等の調査・提案が求められる。
2. アセットマネジメントは、不動産投資について、資産運用の計画、決定・実施、実施の管理を行う業務である。
3. プロパティマネジメントにおいては、賃料等を徴収し、預託金を受領し、必要な経費を支出し、アセットマネージャーとの間で精算を行う。
4. プロパティマネジメントは、投資家から委託を受けて、投資家のために行われる業務である。

まろ

不適切なもの（誤っているもの）を選ぶ問題です。

1.アセットマネージャーには、収益拡大とコスト削減の両面から、具体的に、計画の基礎資料の収集、計画策定等の調査・提案が求められる。

収益拡大とコスト削減の両面から、具体的に、計画の基礎資料の収集、計画策定等の調査・提案が求められるのは、プロパティマネージャーになります。

実際に建物の管理業務を行うのは、プロパティマネジメント会社になります。

その為、選択肢①は誤っています。

2.アセットマネジメントは、不動産投資について、資産運用の計画、決定・実施、実施の管理を行う業務である。

アセットマネジメントは、投資用不動産を投資家に代行して管理・運用する業務です。

その為、選択肢②は正しいです。

3.プロパティマネジメントにおいては、賃料等を徴収し、預託金を受領し、必要な経費を支出し、アセットマネージャーとの間で精算を行う。

賃料等を徴収や預託金を受領、必要な経費を支出などは賃貸物件の管理業務になります。

実際に建物の管理業務を行うのは、プロパティマネジメント会社です。

プロパティマネジメント会社は、アセットマネージャーとの間で運用資産の精算をおこないます。

その為、選択肢③は正しいです。

4.プロパティマネジメントは、投資家から委託を受けて、投資家のために行われる業務である。

プロパティマネジメントは、投資家から委託を受けて、投資家のために行われる業務です。

その為、選択肢④は正しいです。

「賃貸不動産経営管理士」の試験　平成30年の過去問 問33の解答とまとめ

誤っているものの選択肢は①です。

今日の問題の内容は下記の様になります。

• 収益拡大とコスト削減の両面から、具体的に、計画の基礎資料の収集、計画策定等の調査・提案が求められるのは、プロパティマネージャーになります。
• アセットマネジメントは、不動産投資について、資産運用の計画、決定・実施、実施の管理を行う業務である。
• プロパティマネジメントにおいては、賃料等を徴収し、預託金を受領し、必要な経費を支出し、アセットマネージャーとの間で精算をおこないます。
• プロパティマネジメントは、投資家から委託を受けて、投資家のために行われる業務です。

令和元年のプロパティマネジメント業務に関する問題はこちら。

平成29年　アセットマネジメントとプロパティマネジメントに関する問題はこちら

平成28年　不動産証券化とプロパティマネジメントに関する問題はこちら